ピアノ・声楽教室「ヴォーチェ・クラビーア」代表 八木千枝 さん

6月の梅雨の季節には、アジサイが良く似合う。アジサイも色とりどり。鎌倉の長谷寺のピンクと紫。北鎌倉の明月院のブルー。鎌倉のアジサイ散策の小道はなかなかの風情。そんなしっとりした季節に、クラッシック音楽を楽しむというのはいかがでしょうか。

音楽好きのご両親に導かれ、人生の90%以上を愛する音楽と共に生きている。3月には♪ありがとうコンサート♪を主催し大好評。ピアノ・声楽教室「ヴォーチェ・クラビーア」代表の八木千枝さんご登場。思いも熱く感受性豊かな音楽ワールド発信です。

八木千枝 プロフィール

大分県中津市生まれ中津市育ち中津市在住
A型
みずがめ座
国立音楽大学卒業

Voce_Klavier~ヴォーチェ・クラビーア」代表

自宅にてピアノや声楽の個人指導
地域の学校で文化祭や卒業式前の歌唱指導
中津市子育て支援センター「木もれび」
  ~子どものためのクラシックコンサート~主催

趣味
フィギュアスケート観戦
観劇

■音楽との出会い

音楽好きの両親に導かれ、ある日突然、家にピアノがやって来て、ある日突然、ピアノのレッスンに通い始めたのは五才の春でした。以来、生きてきた人生の90パーセント以上の日々を、音楽と共に過ごしています。

音楽好きな両親・・・

父は中津市役所に勤務し、そこで音楽部を作って吹奏楽のタクトを振り、その音楽部の編成に合わせて編曲をしたりしていました。我が家には父が演奏していたギターやマンドリン他、いろいろな楽器があり、特にアコーディオンは公民館や招待された結婚式や宴会etc・・・カラオケが出現するまで皆様のために、あちこちで演奏していました。

母は小学校の教員でしたがピアノが好きで、娘には何としてもピアノをさせよう、音大に行かせようと決意していたそうです。
私を音楽へいざなってくれた両親は、だからこそ惜しまず最大限の支援を続けてくれました。父はすでに他界しましたが、母は今でも私の音楽の一番の応援団長です。

声楽を始めたのは・・・

連日、学校に行く日は3~5時間、休日は8~10時間の練習を繰り返すピアノっ子でしたが、高校生の頃「イタリア歌劇団」来日公演のテレビ放送を見た時、何ものにも替えがたいこの世に一つしかない神の造りたもう「人の声」の音楽に魅せられ心が震え、声楽の勉強も始めました。
以来、現在に至るまで、ずっと二足のわらじを履き続けています。自分の肉体を楽器にして音を作り演奏する「声楽」、音楽のすべてを支える最高の楽器である「ピアノ」に巡り合え、自分で音にできることは、何とも幸せなことです。

恩師たち・・・

さらに素晴らしい先生方に恵まれて、御指導をいただき、音楽に携わり続けてこれていることは、本当に幸せで、深い深い感謝の気持ちでいっぱいです。
ピアノのイロハを教えて頂いた最初の先生に、ピアノは練習するもの!音楽は修行あるのみ!!をたたき込んでいただきました。
その後、ありがたい御縁をいただき、大阪の先生にレッスンしていただくようになりましたが、練習すること・ピアノはさらうことは当たり前で、その上で音楽をピアノで表現することの大切さを育んでくださり、「ああ、表現していいんだ!」と、私を開放して下さり、ただ指をまわすことではない「音楽」を教えてくださいました。
音大では、自由な学風の中、さらに様々な幅広い音楽表現や広がりがあることを学び、練習は当然ですが、のびのびと音楽することの楽しさを学びました。音大で師事したピアノの先生も声楽の先生も、人間的にも本当に素敵な方で、大阪の先生同様に今でもお付き合いさせていただいています。声楽の先生は御夫婦で音大にお勤めでしたが、私はお二人にレッスンしていただくことに恵まれました。音大のピアノの先生は、3月11日の「ありがとうコンサート」に、わざわざ東京から駆けつけてくださいました。

■音楽への思い

「音楽」という素晴らしい芸術に巡り合えたこと、携わっていられることに感謝しています。
300年~100年前のバッハやモーツァルト、ベートーヴェンやショパン、プッチーニやヴェルディ等、その他数多くの作曲家の曲を演奏させていただく機会に恵まれますが、演奏のたびに、練習すればするほどに、弾き込めば弾き込むほどに、音楽の奥深さや、素晴らしさにグイグイと引き込まれていきます。18世紀~19世紀にヨーロッパに生きていた人々と21世紀に東洋の日本に生きている自分とが、音を通して対話していることに、音楽の果てしない魅力に心が震えます。そんな素晴らしい音楽の感動を「味わう心」を育んでいくお手伝いをしていきたいと思っています。

音楽は、その時・その時で消えてしまう「一瞬の芸術」です。絵画等の美術的作品は半永久的に残り、いつでも私たちが目にし鑑賞することが可能ですが、音楽はその瞬間をのがすと二度と耳にすることができない時間的芸術です。(録音は残りますがナマ音とは全く響きが異なります)だからこそ音が出る瞬間は、かけがえのない宝物のように大切な時間です。

■お仕事

音大卒業後、中津へ帰ってきて自宅にてピアノ・声楽の個人レッスンをさせて頂いています。3才児から大人の方まで、幅広い年代の方がお越しくださっています。
また平成元年より、女声コーラス「ひまわり」の指導をさせて頂いています。
この地域にクラシック音楽の底辺を広げるのがお役目だと思っていますし、心から音楽に奉仕したいと思っています。

一人ひとりの子ども達のそれぞれの人生の選択に関わらせていただける幸せな仕事だと思います。
幼い頃は週に一度・30分足らずのレッスンですが、成長と共に徐々に増えていき2時間前後のレッスンとなり、コンクールや発表会が近づいたり、受験を控えると週に2・3日から、ほぼ毎日という密度の濃い時間を音楽を作っていく作業を通して一緒に過ごさせていただきます。

集団ではなくマンツーマンで、親子でも親族でもない一人ひとりの方たちと御縁をいただき、こんなに深く親しく関わらせていただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、ほとんどの方たちがありがたいことに大学受験等、進路の最終選択をするまで通ってきてくださいます。そんな長年のお付き合いの中で、その時その時の楽しかったことや嬉しかったことを語ってくれたり、成長につれて学校の悩みや進路の悩み・人間関係の悩み等、様々なことを話してくれます。音には、そんな人生経験のすべてが反映されるので素敵な音楽になるように、お手伝いを惜しまないつもりです。

また、一つひとつの音には「命」があり生きています。どんなに短い小さな曲にも「音の息吹」が息づいています。せっかく音楽という人間が創るもののなかで最も美しいものの一つに巡り合えたのだから、その「音の息吹」や「命」を感じて大切にし表現できるように育みたいと思っています。

さらに「人づくり」の音楽・ピアノだと思っています。「今!」も大切ですが、それ以上に「将来どんな大人に成長してほしいか」を、考えます。ただ単にピアノが上手に弾けるようになる以上に、心が育ち感性が育って、今の目に見える成果のみを追い求めるのではなく、将来に役立つように成長してほしいと願っています。

大人になり私と過ごした時間を振り返った時に「ピアノを続けて音楽が好きになった」「音楽を通じて人間ができた」と、思ってくれたら幸せです。ただ大曲が弾けるようになる、ピアノが上手になるだけでなく、音楽をつくる過程で培う思考力と感性・やり遂げる根気強さや勤勉さ、さらに人間として必要な「素直さ」「誠実さ」等を身につけてほしいと、心から思います。

 音楽は「人の気持ち」で「心」ですが、人の気持ちは見えません。その見えないものの思いや考えを感じることが大切で、音楽は音を通しての人と人とのコミュニケーション・人間形成や知的成長に役に立つものです。良い学び方と謙虚な精神性を身につけて、一生の宝にしてくれたら嬉しいです。

■佐千の会

門下生の発表会を毎年12月23日に中津文化会館大ホールで開催しています。
私と親友・佐恵子さんの門下生による1年の弾き納め・歌い納めの会です。

佐恵子の「佐」と千枝の「千」をとり「佐千の会」(さちのかい)としました。タイトルを「ピアノ発表会」ではなく「佐千の会」にしたのは、音楽にはピアノだけでなく他の楽器や声楽など、あらゆる種類の表現手段があり、その様々な音楽に幼い頃から馴染んでほしいこと、また様々な音楽表現の発表の場にしたいという思いからです。おかげさまでピアノ・声楽・コーラス・管楽器他のいろんな演奏で出演していただき、卒業生たちも練習を重ねて出演してくれています。
1987年12月26日に小さな産声をあげてから、毎年欠かさず続けることができ、おかげさまで昨年12月23日に25回目を無事に終えることができました。

子ども達の音楽にとって最も身近な存在である指導者の私が演奏する姿を見せて、ナマの音を聴かせることも、日ごろのレッスンと同じくらい大切で生きた導きの一つと思い、毎回、会の最後に子ども達の前に立ち演奏を1回も欠かすことなく続けています。発表会に向けての日ごろにも増して密度の濃いレッスンと準備の上に、私自身の練習で毎年かなり充実した数カ月を過ごしますが、演奏できることは恵まれていると幸せに思います。
今年も12月23日に第26回「佐千の会」を行います。

■ありがとうコンサート

今年2012年3月11日(日)中津文化会館大ホールにおいて「ありがとうコンサート~心からの感謝をこめて~」を、東宝ミュージカルで活躍されていらっしゃる平田愛咲さんを特別ゲストにお迎えして、主催させて頂きました。
私は弾いて、歌って、指揮して、総合プロデュースして、裏方して・・・という、ひとり数役をかかえましたが・・・
内容は、ピアノ・声楽・コーラス他の、クラシック音楽を中心とする演奏会です。

コンサート開催したのは・・・

「佐千の会」が、25回目を迎えることができたことの記念として、さらに、そのことへの感謝を込めて決意いたしました。
そして、過去の「佐千の会」に参加して下さったことのある、中津市近郊を拠点にクラシック音楽の研鑽を積んでいる方達の発表の機会を提供したいと思ったことと、地域への文化・芸術への浸透とクラシック音楽の周知を図りたいとの思いもありました。

もう一つの大きな理由は、平田愛咲ちゃんを何としても中津の方々に知ってほしかったのです。昨年、帝劇で観た愛咲ちゃんのエポニーヌは見事でしたし、歌唱力のある素晴らしい女優さんです。これからの日本のミュージカル界を担っていくであろう二十歳の愛咲ちゃんを、聴く人の心の中にグイグイと入ってくる彼女の歌を、是非とも大ホールで少しでも多くの方に聴いて欲しい、中津にゆかりのあるこんなに素晴らしい方がいることを知って欲しかったからです。

コンサートに向けての日々・・・

「よし、やろう!」と開催を決意してから11か月、徐々に準備を進めてまいりました。
中津文化会館大ホールを予約後、即、愛咲ちゃんに出演のオファーをし、本人からは是非とも出演したいとの回答は頂きましたが、スケジュールの都合で正式にOKになったのは11月初旬でした。通常の12月の「佐千の会」と並行して、作業を進めながら、忙しさが増していきました。
年が明けてからは準備と私自身の練習でマックスで忙しくなっていき、コンサートまであと1か月!という最もピークの時に、母の骨折と、さらに肺炎・・・どんな状況になってもコンサートを中止するつもりは全くありませんでしたが、これには「神様も、よくよく私に試練を与えてくださるものだ!!」と、つくづく思いました。
今までの人生の中で最も驚かされたことであると同時に、言いようのない大きな不安に襲われました。そんな絶体絶命の人生最大のピンチの中、事務局スタッフをはじめ、親族や遠くに住む旧知の友人や、周りのありとあらゆる方々の、心理的なことを含めた様々なサポートのおかげで、何とか魔の2月を乗り切ることができました。本当に人の心の温かさをしみじみとありがたく感じました。

そして迎えた3月11日のコンサート当日・・・

ステージに一歩を踏み出した時の、会場のなんとも暖かな空気感!過去3回の「佐千の会」記念として主催した有料コンサートの時の、なんとも言えない、こちらが試されているような冷たい空気感ではない、今までとは全く違うお客様の暖かい雰囲気に、実に幸せな気持ちで演奏させて頂きました。お客様に助けていただくとは、こんな感じなんだ!と初めて味わえたことは、嬉しいことでした。コンサートそのものは御出演下さった皆様、スタッフとして支えて下さった皆様、御来場下さった多くのお客様のおかげで、無事に滞りなく終えることができましたことは、本当にありがたく、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
また、3月11日という私たち日本人にとって忘れてはならない日に、敢えて設定したのではありません。たまたま様々な状況・条件から3月11日の開催となりましたが、準備を進めていく中で、色々な御縁やあらゆる方々の御協力のもと、これも必然であり大きな意味があったのだと思います。

人の前で演奏するということ・・・

ステージで人様の前に立ち、演奏するということは、自分自身のすべてをさらけ出し、裸で人の前に立っているようなものであり、すべてのパーソナリティ=性格・考え方・生活態度・・・etcが出てしまい、心根(こころね)もすべてが透けて見えてしまします。よ~くわかっているつもりなので、日々、心掛けて精進し、自分なりの最大限の努力を重ね毎日、誠心誠意、真心を込めて、お越し下さったお客様に喜んでいただけるようにと練習に取り組んでいます。

練習することは、時間的にも、体力的にも、精神的にも、何とも苦しくシンドイ作業ですが、幼い時にはあんなに嫌で嫌で仕方なかった練習だったのに、練習できる時間が宝物のようにありがたくて、いとおしくて、食べるより練習♪寝るより練習♪と、母の看病とも重なり1分1秒が惜しい毎日でしたが、練習できる時間がこんなにありがたく、心のバランスも平常に保てた、心地よい時間でした。
ピアノを始めて以来、「練習しておかないと、本番で失敗するのは自分・・・」「恥をかき、イヤな思いをするのも自分・・・」「だから、とにかく精一杯がんばっておかないと・・・」「そして、自信を持って本番に臨めるように・・・」とコンディションの調整も含めて、ストイックに自分を追い込んで本番を迎える・・・そんな思いがほとんどで、苦しくても辛くても、どんなに遊びたくても怠けたくても、毎日毎日を我慢して練習するのが当たり前で過ごしてきた音楽人生です。

本番の演奏は・・・

本番は、毎度のことながら、尋常ならざる物凄い緊張とプレッシャーに押しつぶされそうな自分との闘いで、とてもとても苦しく、「ミューズの神様、どうか力をお与えください」と祈りを捧げてから、ステージへ一歩を踏み出しましたが、いざステージに立ち、演奏を始めると、そこで弾いたり歌ったりできていることが、ありがたくて、嬉しくて、宝物のような至福の時でした。
全身全霊を込めてベストを尽くして演奏したつもりでしたが、やはり、ステージには「魔物」が潜んでいて、音楽もこちらの隙に、しっかり付け込んでくることを忘れておらず、自分にとって、会心の出来ではないのが情けない限りです。「満足する音楽に到達することは極めて至難、美しい音を求めて毎日努力・・・一生勉強・・・」を改めて痛感し、ミューズの神様は、「まだまだ修行が足りませんよ、こんなに多くの課題が残っていますよ」と、新たな道を与えてくださったのだと思います。
音楽は、深く・美しく・手強く・果てしない魅力の宝庫であることを再認識させられ、また新たな格闘と努力と忍耐の始まりです。深い深~い底なし沼のです!

幸せで、ありがたいこと・・・

自分の未熟な演奏は、これからまた練習を重ね、真摯に誠実に音楽に向かうことでお許しを頂き、今回のコンサートでは、改めて人の心を動かす力を持つ音楽の素晴らしさを再認識・再発見し、音楽に携わってこれたことに幸せを感じ、何より人生の財産となる大きな宝物をたくさん頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
また愛咲ちゃんのステージに、彼女からプロとしての多くの大切なことを学ばせて頂けたことも、心から良かったと思っています。彼女の歌の一音・一語のすべてに表情があり、そこに説得力があり、表現すること・人に伝えることとはこういうことなんだ!と、私自身の大きな反省と、やはり中央で活躍する方の並々ならぬ力を実感できたことは、同じ言葉の繰り返しですが、ありがたく、幸せでした。
愛咲ちゃんの今後のますますの活躍が楽しみです。

もう一つ、幸せだったこと・・・

 幼いころから指導させていただいた教え子姉妹と「連弾」と「重唱」で共演させていただく機会に恵まれました。「師弟」としてではなく、「大人同士の音楽仲間」として、練習の過程では対等に音楽を創りあげていく作業をできたこと、また本番では充実した演奏を楽しくできたことは、何とも嬉しいことでした。本当に冥利に尽きた、幸せな時間でした。
17~18年前、身長がピアノよりも低かった頃、ゼロから始めてコツコツと一緒に積み重ねてきた彼女たちが、こんなにも成長してくれたことに感謝・感謝でした。諦めずに続けていると、神様もご褒美をくださるのだなあ、継続こそ何よりの力なのだなあと、改めて思いました。

■フィギュアスケート観戦

「フィギュアはテレビで観るもの」と思っていましたが、92年のNHK杯のエキシビションを、福岡で、母と最前列で観戦。その時1メートルくらいの至近距離で見た演技の、言葉には尽くせない迫力と美しさに圧倒されてしまいました。
エキシビションでこんなに凄いのだから、大会はどんなに凄いのだろう!是非ナマで見たい!!と強く思い、94年の幕張での世界選手権をすべて観戦しました。

ナマとテレビでは大違い!世界一を競う人達のトップの演技の虜になってしまいました。
世界選手権でこんなに凄いのだから、オリンピックはどんなだろう!と長野オリンピックのペア競技以外のすべてを観戦し、以来、幕張を含めて、99年ヘルシンキ・02年長野・04年ドルトムント・07年の東京と、5度の世界選手権の全競技を観戦しました。

世界チャンピオンを目指す闘いは本当に凄いです。

そして、もう一つ・・・

私たちがステージに立ちお客様に演奏を聴いていただく時、歌う場合はお客様がいらっしゃる正面を向き目の前にお客様がいるだけで、背後には誰もいません。
ましてやピアノの演奏の場合はピアノに向かい、お客様には横顔をお見せしているだけで、ただひたすらピアノと格闘しています。お客様も多くてもせいぜい二千人・・・ところがフィギュアの選手たちは、あの広いリンクに一人(ペアとダンスは二人)で立ち、360度にお客様がいて視線を浴び演技をする。少なくても5~6千人、時には1万人を超えるお客様の注目を浴びるのです。しかも10代の若い子が、ほとんど・・・なんて凄いんだろう!!と思います。
私はステージに一歩を踏み出す前、足がすくむのに、彼らはすくんだ足を勝負に演技する・・・
あげ句の果てに1回転倒しただけで批判にさらされたり・・・練習量も想像を絶するけれど、なんて凄い人たちなんだろう!尊敬です。

■観劇・・・

小学校に入学前後の頃から、両親はクラシック音楽をはじめとして、よく音楽会に連れて行ってくれていました。ナマの音を聴くことは何よりの勉強と理解していたし、音楽好きでもあった両親は、中津だけではなく北九州や福岡まで、これぞ!と思う音楽会へは労を惜しまず連れて行ってくれていました。
おかげで本物を見分け聴き分ける嗅覚は、しっかり身につけてもらったと思います。

それ以来、今でも音楽会へは勉強でもあるし、よく出かけます。世界をまたにかけて演奏を続ける一流の演奏家たちの音をナマで聴くのは、本当に至福の時間です。
そして、同じようにナマの舞台が大好きで、歌舞伎からミュージカルまでジャンルは問わずに、よく観劇します。ナマの舞台は本当に素晴らしく、理屈抜きで楽しめ、私のエネルギー源です。大学時代、文化・芸術に恵まれた東京で、堰を切ったようにいろいろなナマのステージをあちこちで観て、聴き、生来のミーハー魂が爆発し、現在に至っています。

あらゆるミュージカルを観劇し続けていますが、私のなかでのミュージカルナンバーワンは、「レ・ミゼラブル」です。
1997年6月10日・帝国劇場午後1時A列33番のお席でレミ初観劇、こんな心震える大感動のミュージカルがあるのか!と魂が震え、衝撃を受けました。終演後、茫然自失で有楽町駅まで歩いたのを覚えています。以来レミは昨年の帝劇公演まで、毎公演ごとに数えきれないほど観てきました。未だに私のなかでのレミのミュージカル№1は揺らいでいません。愛咲ちゃんのエポニーヌは、歴代の錚々たるどんなエポニーヌにも勝るとも劣らない、素晴らしいエポニーヌでした。

スポーツも文化・芸術も、ありとあらゆるもの「超一流」に共通するものは、美しく、素晴らしく、そして「感動的」です。何事においても「何よりも最高の物」「超一流の本物」に接することは感性を養い、本当の価値を見極める目や耳を養うことになると思います。

■同級生つながり

 あこちゃんと私は高校の同級生です。なので過去のこのリンクに登場した稲月恵治くん、原田みゆきちゃんとも同級生です。

高校の頃の私は、彼女たちから見れば、きっと変な子だったと思います。とにかく、人生がかかっているわけだから毎日が必死、人のことにかまっていられず、ピアノや声楽の練習、受験のための音楽の勉強や訓練に邁進していました。午後11時のタイムリミットまでに5時間の練習時間を確保するため、授業が終わるとダッシュで学校を出て帰宅していました。友人たちと放課後をゆっくりすることは皆無でしたし、休日や長期休暇は東京や大阪へレッスンやコンクールや講習会に出かけていたし、時間が足りず、時には早退して北九州へレッスンに行くこともありました。何もスケジュールのない休日は8~10時間の練習でしたので、高校までは休みの日に友人と遊びに行った経験は皆無でした。
そのぶん、大学以降は、かなり、はじけたかな~(笑)

あこちゃんが結婚された後、お宅と我が家が近いこともあり、何度かホームパーティに招待していただき、自転車でコロッケなどを持参し楽しく呑ませていただいたのは良い思い出です。その後、私が病気をしたり、いろんなことが重なって精神的に弱くなりかけていた時に、魔法のような素敵な言葉をかけてくださり、前向きになれるきっかけを作って下さいました。感謝しています。

そして今回「ありがとうコンサート」への御案内をお送りしたら御夫婦で来て下さいました。
「ありがとうコンサート」特別ゲスト・平田愛咲ちゃんの母で女優・玄海椿=木本トモ子も、やはり高校の同級生です。
師弟共演を実現してくれた姉妹の母も、高校の同級生です。また姉妹の父は、あこちゃんの旦那さまの会社に勤務しています。
同級生の娘たちが出演してくれたおかげで、「ありがとうコンサート」が開催できました。御縁に感謝です。
佐千の会の相棒・佐恵子さんも高校の同級生です。

同級生ってありがたいですね。

■白石あこから八木千枝ちゃんへ

千枝ちゃんの豊かな感性は、繊細で気遣いが出来ながら・・・・おおらか。好奇心旺盛で「ははは」と笑うはじける笑顔は無邪気でさえある。子どもの頃から、音楽の夢を持ち、人生をかけコツコツと実践。“一徹さん”

その努力は、想像を絶するものだと上記を読んで改めて知りました。しかし、悔いなき人生を突っ走ってきたと言い切れる・・・・。その音楽人生に、拍手です。勇気づけられます。

さて、♪ありがとうコンサート♪千枝ちゃんが歌っている時、ピアノを弾いている時、コーラスの指揮をしている時、私もその世界に入って、なりきって楽しみました。身体・おしりふりふりスイングです(笑)。しかし、コンサートは震災の1年後というメモリアル。震災の時間14:46は、『祈り』の曲で、出演者会場の聴衆も一体となり黙祷。生きていることを感じ感謝し、涙があふれました。正に、“ありがとうコンサート”です。

千枝ちゃんのエネルギーをいただいて、私も益々チャレンジしていきます。本当に、同級生繋がり<絆>は、財産です。大切にしていきたいですね。千枝ちゃん、この“ひとリンク”すご~く力作!ありがとうございます。

■「人リンク」をお引き受けして

 あこちゃんから「人リンク」の6月にお願いと連絡をいただき、お引き受けいたしましたが、「さあ、どうしたら良いものか?」と思い、取り敢えず読んでみようと、過去に登場されたすべての方のを拝読いたしました。読み終えてこんなに素晴らしい方達ばかりの中に私なんかで良いのかと不安になりましたが、自分の人生を振り返る機会を頂戴したことに心からの感謝でいっぱいです。
今後ますます進行する少子化の不安が大きいですが、日々の努力と精進を積み重ねて、母の介護をしながら、音楽をしっかりお伝えし広げていこうと改めて強く思っています。
ありがとうございました。